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ontonson interview
| ONEOWNER RECORDS活動終了!ONEOWNERのOWNERとダベるの巻 | |
/文・聞き手:南波一海
寂しいです…。ビートがないのにアナログを二枚も出したり、ミックスものをしっかりとCDプレスしたり、CD+アナログを特殊パッケージで包んでおきながら破格で提供したり…と、たくましいまでに無謀な挑戦を続けてきたONEOWNER
RECORDSが活動停止を発表。何故…と、悲観的になっても仕方がないので、今更ではありますが、ONEOWNER
RECORDSをもっと皆様に知ってもらおうと、主宰のインナー・サイエンスこと西村氏にインタビューを突如敢行。とはいえ、しっかりとしたインタビューはFADER11号に載っているので、普段の会話、いつものやりとりを切り取ってみました。中盤以降がなんとも言えない展開ですが、いつものように全部掲載!!! |
――じゃあ始めますか。
西村(以下に):始めましょう。
――ポートラルはFADERで取り上げているんですよね。
に:インナーサイエンスのインタビューだったんですけど、結果的に(笑)。
――じゃあレーベルについて聞いた方がいいっすね。
に:急に黙る。みたいな(笑)。
――Mr. Twiddleって誰なんですか?
に:みんなの心の中にいます。サンタクロース的な存在です。
――不思議ちゃんですか!
に:本人は不思議ちゃんじゃないですよ! 僕も違いますけど。まぁ例えばの話で。ちゃんと実在してます。
――Nekkenは?
に:こちらも実在しますよ。ってなぜそう言い方をするのかと言えば、一時期は「リリース全部お前の変名だろ?」とか聞かれてたんですよねぇ。そんな時期もあったなぁ。彼は大分前からの知り合いです。なんというか、DJ時の独特の間が好きで。曲の活かし方とか。でリリースを持ちかけた、と。
――SUGIって人、僕はすごく好きなんですけど、どこから見つけたんすか?
に:僕が某クラブで働いていた時の同僚です。割とゲットーなエリア在住。年も一緒で。彼との付き合いも長いなぁ。この前会ったら髭がすごかったです。
――フックアップに余念がないですね。
に:明らかに僕が引っ張り上げてもらってる側ですけど(笑)。青木(考允)さんとかモユニジュモくんとか、プランタジアとか、まぁ言ってしまえばリリースしてくれたアーティスト全員に。
――プランタジアは凄かったね。12インチ+CDっていうリリース形態と、あとあの装丁。
に:あれは私的クラシックですよ。段ボールジャケは、今思えばミシンでやればよかったかなと。ホッチキスで止めるんじゃなくて。まぁ今更反省されても、って感じですよね(笑)。あれ作るのにホームセンター行ったりしたなぁ。
――DJ Yaziのミックステープのリリースもありました。
に:Yazi君のDJは本当に良いですよ。このテープすごい好きです。彼のプレイは、わざとらしさが無くて、自然に踊らせてくれるんですよね。グルーブ感とゆうか。このテープに全てが詰まっている訳じゃもちろんないけど、その感じが映っていて嬉しくなりますねー。まだ在庫あるんですか?
そういえば、もう他のお店ではほとんど見かけないですね。うちのタイトルはヒップホップだったりテクノだったりの専門店に置かれることが多いんですけど、なんなんですかね、客層が違うんですかね。
――客層と言えば、こないだ□□□でライブやった時に「バスタ・ライムスです」ってメンバー紹介したら、バスタ自体を知ってる人がお客さんの中に二人しかいなくて。他のところでも「ウータン・クランです」て言ったら、シラーっと(笑)。すべったというより知らないから、ぽかーんみたいな。
に:(笑)いかにヒップホップ層にアピールできてないってことですよね! もっと売っていきましょうよ!ヴァイナル切る感じで。アナログじゃなくてヴァイナル。
――切って下さいよ。
に:ええ??(笑)。まぁうち今年で終了だし(ニヤリ)。
――客層の話に戻すと、うちは他店さんみたいにワンオーナーのカタログがすぐに切れないんですよ。もちろん力不足というのもあるとは思うんですけど。
に:す、すみません!(土下座)オントンソンのお客さんはミックステープとかアナログ購買層が少ないのかな。ポートラルとかモユニジュモのインストとか、アナログでしか出てないんですけど、何だろう、興味があっても聴けないのかなあ。
――興味は絶対あると思う。やっぱりプレイヤーないんじゃないのかな。
に:やっぱり普通は持ってないんですか。オントンソンでプレイヤー作ったらいいじゃないですか?
――え? じゃあチャンスがあれば。
に:アナログの有効性って何なんですかね。コレクター的な要素を省いて。
――今やマスターもほとんどデジタルだしね。
に:そうですね。位相の問題とかあるし。でも、やっぱり好きなんですよね。アナログはまだアナログの現場に繋がってるから。もしかして(オントンソンの)お客さんとは求めるポイント違うっていうのもあるのかな。アナログで出すのは、CDEPっていうのかな、CDシングルで聴きくないっていうのもありますよね。CDシングルって一番聴く機会ないですよね。おそらく。それとアナログかCDかっていうのとは関係ないけど、作り手としては4曲とか6曲って集中できますよね。アルバム10曲とかじゃなくて。そういうのもあるのかな。
――そうですね。それにしてもアナログ、結構出しましたね。カタログの型番見てるとすごい数。
に:そうですねぇ。今年だけでも流通合わせて8枚かぁ。そういえば、うち最初の12インチ出す時、金だけ出してプレス会社にとんずらされちゃったんですよ。あとマスターも持ってかれたまま。だから型番OOR121がなくてOOR122からなんですよ。同情票は要らないよ!
とか考えて当時はそんなこと発表しなかったですけど。まぁ青い時代ですよねぇ(遠い目)。
| | | Mr.Twiddle "Interet Capture vol.1"
| DJ Nekken "Astral Spiritual"
| Moyunijumo "DJEP"
| | | | AOKI takamasa "Simply Funk e.p." 残念ながら廃盤… | Plantazia "Plantazia EP"
こちらも廃盤… | DJ Yazi
"Inspiration Information" |
| | みんなの心の中にいるサンタクロース
| バスタ・ライムス comingのジャケ写のマネをしています。 |
に:僕、ファジー(曖昧)な感じがいいんですよ。
――「こういうのです!」っていう、キャラ立ちみたいなのをさせてないよね。
に:ワンオーナーはそういうのができないというか。かっこ良く言えば「独自性」とか言うのかもしれないけど、一方で「村」的な捉え方もできますよね。まあみんな村なんですけど。市町村があって、どこに属したいかってことだけだと思うんですけど。小さいところはなくなったり合併されていったりしますけど、うちはされないぞ、と。みんな大きくなりたいんですかね。村でいたいなら村でいいんじゃないかと思うんですけど。うーん自分でも何言ってるのか分からないなぁ。まぁそんなのどうでもいいんですけどね。と、みつまJAPANみたいな言動をしていたと(笑)。ファジーってしっくりくる言葉だと思いますよ。滲むと言うか。滲んでいきたい。
――これ文章にするの難しいなぁ。
に:でもこのまま載せちゃえばいいんじゃないですか。そういう活動でしたよ、きっと。2000年代は、というかそれもテロ以降なのかもしれないけれど、とにかく何でもかんでも定義し過ぎていると思いますよ。「俺はこうだ」みたいな。そんなのいいじゃないかと。こと音楽に関しては。
――全てはファジーという言葉に集約されていると。
に:そうですね。レーベル初期の段階で「レーベル買いされたくない」っていう意識はあって。逆に信頼されてないんじゃないかっていう。(レーベル買いされるレーベルの)ひとつの完成型でMo'Waxがあったじゃないですか。音からアートワークから全て一貫していて。ヒップホップなのにヒップホップじゃないし、つまりいいとこ取りで。あれは簡単にできることではないっていうのももちろんあったけど、追従もしたくなかったんですよね。まぁ青い時代だったんで(遠い目)。Ninja TuneではなくMo'Waxがやっぱりすごかったですね。Ninja Tuneは細分化が激しいですよね。うちはどちらかというそっちだったんですかね。二極化するわけじゃないですけど。まぁとにかく、やっぱりうちは掴みどころなかったんでしょうかね。それはそれで自分の中では一つの完成系とも取れるのかもしれないし、取れない気もするし、まぁそれすらどうでもいいかなー、と。どうでもいい、ってのは、あきらめの意味では決して使っていないので、そこは察してください!最近(辞めるにあたって)色々な声が寄せられていて、色々な捉えられ方をしているのを見て、ちょっと感動、みたいな(笑)。
――こないだ話したけど、海外のお客さんがポートラルを欲しいって言ってきて、こっちの勘違いでインナーサイエンスの12インチを送ってしまったことがありまして。で、もちろん「違うのが届いた。交換してくれ」っていうメールが来たんだけど、数十分後に「聴いてみたらこれ良かったから買う。ポートラルは次に注文する時に一緒に送ってくれ」って言うメールが届いて。お店としてはひどいミスなんだけど…。
に:いやぁ、あれはまさに得点に絡むナイス・トラブルでしたよね。本当に。美しい話だな。せっかくだから周りの人たちにも聴かせてみて欲しいなぁ。
――海外の人にもっと知って欲しいですよね。
に:単純に色々な方に聴いてほしいっていうのはありますねぇ。ポートラルはどうしたらいいんですか!こんなに頑張ってるのに(笑)。
――本当に良いから、うちでもかなりおすすめしてるのにね。ポートラル。
に:いや、本当にありがたい限りです。まぁつまりピートラル。ピート・ロックですよね。
――ピート・ロックですか。。。
に:最近、ようやく友人がポータルって言わなくなったってゆうのに!
| | | Potral "Parallel E.P." | Portral "Lights E.P." | Inner Science "Gradual Floatage" |
―― HEADZスタッフみほちゃん登場
――ワンオーナー・フィナーレということで、いまインタビュー風の雑談をしてるんだけど、何か質問して下さい。
みほ(以下み):うーんと、なんでやめんのやったっけ?
に:ちやほやされたいんですよ、気にされたい(笑)。
み:やめないでって言われたい?
に:そうそう。
み:やめないで〜(わざとらしく)! 最近何してるの?
に:曲作ってますよ。毎日。
み:犬の散歩は行っとる?
に:僕自身は行ってませんねぇ。うちは猫の家なのに、不思議な縁で犬が来ちゃったから、僕的には猫と同じ扱いですよね。おかげで猫化している気がします。まぁ僕は猫派閥ですから(断言)。世界の50%を占める猫派閥(本人比)ですから。
み:50%じゃないよ。多分6:4くらいで犬。
に:出た、犬派閥。
み:田舎とかで犬しか見ないやろ。
に:それは犬しか見てないからですよ。
み:じゃあ猫のどこがいいの?
に:猫は師匠ですよね。心の師匠。12月はつまり師走だから猫も走ってるんですよ。
み:猫は丸くなるやん。
に:犬は放っとくと臭くなるじゃないですか。
み:猫もやろ。
に:確かに。でも犬も可愛いですよね。
――唐突ですね。じゃあ次の話題いきましょう。では、普通の質問を。最近聴いている音楽は?
に:やっぱり普段作ってるからあんまし聴かないんですよね。でもDVDは見ますね。部屋にテレビを置いてないので、パソコンで見ます。10K氏とのライブセッションのとかは自分の事ながら、やっぱ見ちゃいますよね。あー、あと本読んでますね。文庫本読んでます。文庫カバー欲しいです。
――本と言えば。(秋田昌美著「わたしの菜食生活」を見せる)
に:おおー。菜食と言えば、JERU(THE DAMAJA)が菜食主義って言ってて、皮ジャン思いっきり着てましたよ。それが僕のヒップホップの終焉です(笑)。まぁフェイク・レザーなのかもしれないけど。野菜はほんと好きですよ。あとはまぁ、ロボットダンス上手くなりたいですよね(笑)。
とりとめのない話は延々と続きました………完。
2005.12.20 ontonson事務所にて
西村くんちの、ぼう | 西村くんちの、ベア | みほちゃんちの、もも | |
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