年末年始の営業



本年も残すところあとわずか。
クリスマス〜!とギラギラしていた町も、
25日が過ぎるや否や、急激に年末モードですね。
切り替え、早すぎじゃないですか?私はいつも置いてかれます。
実はまだクリスマスツリーが部屋に出ていたりして。
お母さん、季節感の無い子でごめんなさい、明日いそいで片付けます。

ontonsonの今年の営業は31日月曜日、ぎりぎりまで行おうと思います。
年始は1日から6日までお休みをさせて頂く予定です。
とは行っても、特にどこにも行く予定は無いので、
もしかしたら、入荷や発送をスローペースで行うかも…という感じです。
とりあえずオフィシャルには6日までお休み、ということにさせて下さいませ。

もちろんこの間、ご注文はいつも通り受け付けております。
発送はお休み明けになりますことをご了承頂ければと思います。

さて、ここのところ毎回投稿してぼやいていた、
海外からの商品輸入の件ですが、
ようやく今日!手元に届きましたよー!!

本当はクリスマスにあわせて入荷するつもりだったんだけど
出荷に手間取ったり届くのも遅れたり関税にひっかかったり
もろもろで遅れてしまったのです。

今入荷してもお休みになってしまうので、
お休み中に、どどーんと入荷しちゃおうかな、
そして配達は来年早々に、と企んでます。
個数限定でバリエ豊富に取り揃えておりますのでお楽しみに〜。

こんなに煽っておいて、たいしたことなかったらどうしよう。
そんなことない、はずなんだけどな。

ではでは、みなさま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ!


祝・スリルジョッキー15周年!

1992年、アトランティックで働いていたベティーナ・リチャーズが
NYで小さなインディーレーベルを立ち上げてから、今年で早15年。
アニバーサリーイヤーなのであります。

というわけで、
限定生産7インチ10枚組ボックスセット




HA! Thrill Jockey 15th Anniversary トートバッグ

を入荷しました!!

どちらも限定品となりますので、ご希望の方はお早めにどうぞです。

でもこれ、前のブログで書いた「海外から荷物が届かない件」とは別件なのよね…。
件の品物は、どうやらアメリカ本国を飛行機で出発している模様。
クリスマスすぐ後くらいには、どどんと色々入荷できるかなー。
できるといいなーと思っています。が、さてはて。

ここのところ、実は、目玉商品の入荷が続いておりますよ。
自分がお客様だったら、何買うだろう…どうしようと
我ながら不安になる品揃え。
財布のひもを、だるーんとゆるめてサイトをご覧頂ければこれ幸いです。

でも今、あんまり、ひもがついてる財布ってないような…?


クリスマスまで待って

もうクリスマスまで2週間を切ってしまったようですね。

実はontonson、クリスマスに向けて
ちょっとびっくりするような商品を、アメリカから輸入中です。
…なのですが、いろいろあって、まだ手もとに届かない〜!のですよ。
これはどうしたものでしょう。

たぶん、ontonson's choiseのコーナーを気に入って頂いた方には
お気に召して頂ける、にやりと笑える品揃え、なはずなので
どうぞ、にやりとしたい方は、もうちょっとだけ
クリマスマスプレゼントを買うの、待っててくださいませー。
すみません。
今週末までには届くと良いのですが…。

さてさて。
せっかくクリスマスの話題が出たのでこちらを Pick Up。


▼ Low / Christmas

懐かしいー!という方も多いかもしれませんが
せっかくこの時期なので、珍しく旧譜ですが入荷をしてみました。
超かっちょいい、ミネソタ州のスロウコアバンド、ロウの
クリスマスアルバムです。

ミミの声で歌われるクリスマスソングは、華やかさや豪華さはありません。でも、ひそやかな幸せをかみしめるような、ホーリーな雰囲気をたたえています。1999年発売ながら色あせることのない、クリスマスの名盤。

おすすめです。

アメリカからの荷物は、気長に待つことにします。
はやくみなさんに見せたいのに…のに…のに。


にかスープ&さやソース 映像作品完成!

まるまる1年半、制作に費やしてきましたが
ついに、できた、ようです。
二階堂和美&テニスコーツさやのユニット、
にかスープ&さやソースの映像作品集!!!!!

当初は花やしきでのライブ映像をDVDにするつもりだったのに
いつの間にか、二人を追いかける
壮大なドキュメンタリーになりました。
なんと、96分もあるのです。

もう何度、映像担当の
元宮正吾さんに作り直してもらったでしょう。

ある時は言葉が足りなくて。
ある時は音が足りなくて。
説明不足で。説明しすぎて。

あまりに長い時間がかかったので
完成するのがある意味怖くもあったり。

ドキュメンタリーだから、どこかで「終わり」を設定しないといけないのだけれど
時間はどんどん「進む」。
そしてヒトは少しずつ少しずつ、「変わる」。

制作中の音楽が出来上がっていくという物質的側面はもちろんだけれど
すこーしずつ、すこーしずつ、ふたりの考えることも変わっていく。

そのとき思っていたことと、今思うことに少しブレがあるから
どうしてもこの映像を差し変えたい、とふたりは言う。
次のライブがもっともっといいものかもしれないから、次のライブも撮っておきたい、
と元宮さんも言う。
観客や演奏する場所によっても音の色が変わるから(特ににかさやは、ね)
このライブも、あのライブも撮っていたい。

どこを「作品の終わり」にするのか。
全然わからないまま長い時間が経ってしまった。

そして数ヶ月前ついに「二人が納得するのができた」という連絡が来て
できた映像を送ってもらったのでした。

時間が経って、ふたりの考え方が変わって、
ふたりが歩んでいる軌跡の「ここからここまで」を
切り取る作業ができるようになった、ということなのでしょう、たぶん。

"完成盤"を見終えてしまうのが怖かったけれど
完成盤をひとりで見て、よし、これをぜひリスナーのみなさまにも
見て頂こう、と、思ったのでした。

なんだろう。
うまく言えないけど、
このふたりの音楽家と
同時代に生まれて、近くで見ていられてよかったです。

音楽を生み出す初期衝動をパッケージした"音楽発生のドキュメント"と
その衝動をどうやって"録音物に仕立て上げていくまでのドキュメント"
そしてそれをどうやって"ライブとして見せているのかのドキュメント"。

これらの瞬間がうまく、収められてるんじゃないかな。
と、思っています。

制作の方はほぼ終わり、あとは商品としてこの世に送り出す
もろもろの準備をしないといけません。
リリースは来年初旬を予定しています。

こちらのブログで、またあらためて進行状況などご報告できたらと思っていますので
どうぞよろしくお願い致します。

さて。来年のことを言うと鬼が笑いそうですが
さっそく、こんなイベントをUPLINKさんのご好意により
開催する運びとなりました。
こちらもまだまだ未定の部分がありますが、2/2の予定だけでも
来年のカレンダーに書き込んでおいて頂けたら嬉しいです。
ontonson独立後、初のイベントとなります。
楽しんで頂けるといいな。

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にかスープ&さやソースを追ったドキュメンタリー映画が完成!

nikasayadvd.jpg

『HARMONIES』プレミア上映会 開催決定!
2/2(土)開場14:30/開演15:00
料金:未定

ボーカリスト二階堂和美とテニスコーツのさや(つまり『にかスープ&さやソース』の)を映像作家・元宮正吾が追ったドキュメンタリー映像作品、その完成を祝して開催されるプレミア上映会。ステージ以外の場所で告白される彼女たちの言葉や表情より浮かび上がってくる2人の創作への姿勢と想い。そして、ここに記録されてしまった彼女たちの純粋な行動の数々。この上映会の詳細は追ってUPLINKホームページにて告知します。

『HARMONIES』(2008年/DV/96分/日本)
撮影・編集・監督:元宮正吾
出演:二階堂和美、さや、植野隆司、他
製作:ontonson



soundwormの作り方

今日は、ちょっと長いけれど、とある文章を紹介することにします。

出だしから思い出話になっちゃいますが。
あれは私が、こういう仕事をするようになるなんて思いもしなかった、
20歳、大学2年生の頃。

音楽家さんなんてほとんど知らなかった時期に、
はじめて会ったカッコイイ「音楽家」は、
amephoneさん、bucciさん、Tsukinowaのフミノスケさん、
そして、soundwarmこと、庄司広光さんでした。

知人の知り合いだったことが縁で今はなき千駄ヶ谷のレストランにライブを聴きにいってから
すっかりファンになり、ずいぶん追っかけをしたものです。
それが縁でいろいろな音楽を知るようになって、
ライブを企画したり、リリースや販売のお手伝いをしたり…
あれよあれよと今のような仕事につくわけですが。
それはまあいいとして。

ひよっこ時代の私も知っている、その庄司さんが、
今年、10年がかりでアルバムをリリースしました。
360°recordからの「instincts and manners of soundworm」という作品です。


わたしは大きな声で言いたい!
この作品、絶対にもっともっともっと、みなさんに知ってもらうべきであるーーーー!!

そんな愛する思いを、上手に言葉にできずにいたのですが、
今日、庄司さんの日記に、自身の言葉で作品についての解説があり
とっても感銘を受けたので、
許可を得て転載させていただく事にします。

私は、音楽家ではないので、
音楽を生み出すことの苦しみについては、想像することしかできません。
そしてその想像も、ぜんぜん足りないのだろうなと思います。
庄司さんのテキストを読んで、その様子を少しだけ垣間見た気になって。
ああ、音楽を売る、ということは、こういう苦悶と喜びの記録を売る、ということでもあるんだなあと
なんだか背筋が伸びる思いがしたのでした。
うん。きちんと紹介して、聴きたいと思ってもらえる人たちに、作品を届けられたらいいな。
まじめになっちゃった。けど、なんだか、そんな気持ちです。

というわけで、以下、庄司さんのテキストです。
ご堪能くださいませ。

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今年を振り返る時期になった、というわけでもないけど、自分の数少ないプロジェクトたるsoundwormのアルバムが今年出せたということ、その今後の展望みたいなものが射程に見えかけているということで、一旦整理してみたくテキストを書いたら、アルバムの全曲解説のようなものになりました。覚えているうちに書いて、書いているうちに忘れたい。ともかく、このアルバムを聴いて頂いてる方々には改めてお礼を申し上げたいです。自分の駄目さのカタマリのような物ですが、それを音楽として耳に入れて、少なからず良いと思ってくれてる人がいるってのは、自分も勿論嬉しいけど、これを出口の無い世界で録音だけしてた10年前の自分はもっと嬉しいのではないかと。

soundwormの作り方

instincts and manners of soundworm
このアルバムを作るのに、10年かかってしまった。と数値で書くと何やら大河な、深遠な、叙事詩な、軌跡な、遺作な感じだが、全くそんなことはなく、単なる牛歩である。食べ物に例えると干物や漬け物みたいなもので、放ったらかして貯蔵してた期間が長かっただけで、たまたま腐らなかったようなものだ…発酵食品は好きだけど。そもそもアルバムなぞ作るつもりではなかった。10数年前それまでやっていた音楽活動のようなものを辞め、八百屋に就職した。仕事は、それまで経験したどんな職種よりも健康的で面白かったが、それでも空洞はあった。少しでも時間があれば、趣味のつもりで、単にその時々の心の平穏を求めるためだけに思いついたことを片っ端から録音し始めた。今でこそ録音エンジニアが生業になり、好きなマイクや機材も買えるようになり、それなりに思ったような録音を出来るようにもなったが、その当時は録音機材といえば八百屋の先輩にgibsonのL-6 deluxeと交換してもらったビクターのDATレコーダーと、ジャンクで買った1/4インチのオープンリールレコーダーとアナログミキサーがあるだけだった。マイクはsm-58しかなかった。それらは決して悪くはないが、記録に対する接点は狭く、そこに出来るだけの現況を反映させようとしていた。もはや楽器は何でも良かった。その時々に設定した狭いルールに沿って、ただ音に従う。石油ストーブを点火する音が面白ければ、それを何回でも、ギターを滑り台にしてビー玉を転がす音が面白ければ、それを何回でも、いいと思うタイミングで録れるまで繰り返し録音した。そんな風にDATテープはドンドン増え、出口の無い音だけが段ボールに何箱も貯まっていった。その後、AKAIのサンプラー、MPC3000を買うが、さんざん使い倒した挙げ句、シーケンスを打ち込むことに違和感を覚え、エラー音を発生させてリサンプルすることの方が面白くなって、やがてはそれにも飽きて売り払った。出たばっかりのCDレコーダーもジャンクで買ったが、CDが焼けるということよりも、自分の録音を針飛びさせることの方が面白くなり、最終的には録音したCDRを電子レンジでチンするというところまで行ってしまう。電子レンジで焼くCDR。これは一瞬のうちにCDRの記録面に七色の火花が駆け巡った美しさと、異様な臭いと、記録面に残ったフラクタルな文様の破壊痕を生んだのみで、何の音的な成果は無かった(つまり何の音も再生されなかった)が、自分の音楽的経験の中でも非常にエポックメイキングな出来事だったと思う。出口の無い音との戯れの果てに、積もり積もった何かの思念が火花とともに飛び散り、とても軽くなった。同時にそれまでの録音行為を辞めた。それから先は急激に状況が変化し、色んな人と出会い、外の世界で色んなことがあり、気がついたら音楽は仕事のようなものになっていた。パソコンも買った。アナログテープ、DATテープ群は段ボールにしまったままになっていたが、360°recordsの虹釜さんがアルバムを出したいと言ってくれた。それから4年くらいかかって年に二回くらいのペースで昔のテープを聴き返したり、新たに録音を加えたりの時間を作り、マスタリングまで終え、更に2年くらいかかって2007年夏にようやく発売されることになった。編集はprotoolsで、マスタリングはOTARIのオープンリールテープで行なったが、何曲かはテープに通さない方が良い結果になった。マスタリング時のコンプレッサーはNEUMANN U-473A、イコライザーはTRIDENT series80のヘッドアンプ。録音時には考えもしなかった優秀な機材で最終段をまとめられたのは幸いであるが、それよりも、これら聴感上のムードも手法も録音時期もそれぞれ全くバラバラなモチーフの寄せ集めを、通奏的に辛うじて繋げているもの、引き寄せてるものは何なのだろう?未だに自分でもハッキリ判らないが、恐らくは触感のようなもの、その時々の肌ざわりのようなもの、かもしれない。また、この間、音程というものに非常にコンプレックスを感じていたことが影響してか、所謂音程や和声を基軸に作った曲はほとんど無い。しかしその反動なのか、このアルバムが世に出た今年の夏以降はやたらと音程が耳に押し寄せて来て、現在はなるべくそれらを採譜出来るように勉強中である。全く先のことは判らないものだ。とにかくこのアルバムに関して、10年、10年といつまでも言い、言われ続けるのは飽きたし、いま覚えてる限りのことを書いたら、もう忘れて、別の10年のことでも考えたいと思う。

以下、アルバム全曲紹介テキストです。

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