個人的に、出産の一部始終を記録していました。
とっても長いですが、
せっかくなので、ontonsonお休み中の読み物として、
よろしければどうぞ(笑)。
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【破水編】
5/29 a.m. 2時すぎ
トイレに行ってトイレットペーパーをふと見たら、ピンク色の血がついていた。
これが「おしるし」(数日後に生まれるサイン)なんだと思って、少し慌てる。
母に報告しに、ベッドルームへ。
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「おしるし来たみたいよ」と話している間に、ジョバー!っとおしっこが漏れる。
いや、おしっこじゃない、なんだこれ、どうしよう?破水だ!
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とりあえず自分の部屋に帰って横になろうとするも、
廊下や自分の部屋のフローリングが水浸しで、水たまりがそこここに。
大慌てで父の運転で病院へ。
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自宅にいる夫にも電話。
どうでもいい内容の電話をa.m. 1時過ぎにしたばかりだったので、
夫は「はいはいー」とノンキに電話にでる。
破水したと伝えると電話口で顔色が変わるのがわかるくらい大慌て。
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a.m. 2時30分 病院到着
「前期破水」の診断(陣痛の前に破水してしまうこと)即入院に。
4人部屋に入る。陣痛は全くなし。
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a.m. 3時00分-4時00分
羊水だけ、ひたすら流れ続けている。かなり大量。オムツをしている。
羊水は血が混じっていないか、オムツ替えのたびに助産師さんにチェックされる。
「羊水綺麗ですよ、濁ってないですよ」と言われると、
なんだかむかっとする。倖田來未め!
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a.m. 5時00分−7時00分
長期戦になるでしょう、とのことで両親帰宅。夫だけ残る。
陣痛が15分間隔に。生理痛のような鈍痛が腰に響く。
でも20秒くらい我慢すると遠のいていく。
1時間くらい陣痛がない時も。
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29日昼間〜夜
ひたすら陣痛待ち。15分間隔、10分間隔、7分間隔で痛みが来るものの
まだ耐えられる感じ。
陣痛を起こすため、病院内を散歩したり、階段の上り下りをしたり、
スクワットしてみたり。まだまだ陣痛来ず。
羊水はずっと流れっぱなし。ちなみに羊水はとても生臭いにおいがします。
体液なんだなー、ていう感じの。
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30日深夜
同じくひたすら陣痛待ち。5分間隔が一番短い感じ。
おなかの中心が重力で地球の中心に引っ張られる感じの痛み。
いわゆる生理痛のMax痛い状態の感じ。
でもまだ耐えられる。
まだまだかかるというので夫一時帰宅。
ひとりぼっちになって寂しい。
破水から24時間経過。
でもまだ陣痛こず結局、うとうと寝る。
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30日
p.m. 5時00分
始発で夫到着。
助産師さんから内診を受ける。
子宮口の開きは1.5cm。まだまだ開いていない、とのこと。
24時間以上破水から時間が経ったので、そろそろ
陣痛促進剤を使って、陣痛を誘発しましょう、との話。
許諾書にサインをしてその時を待つ。
本当は自然に生みたかったのだけれど、赤ちゃんのためなので仕方なし。
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p.m. 10時00分
いままでいた4人部屋から、陣痛が起きた人たちの待機部屋、
「陣痛室」に移動。
陣痛促進剤の点滴投与開始。
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【陣痛編】
出産後、次の日に鏡で自分の顔を見て
なんかそばかすが増えたなと思ったら、
いきみすぎて、顔の毛細血管がたくさん切れていたのでした。
ショック。おそるべし、出産!
…てのが、私的にとっても印象的なできごとだったなあ。。。
さて。
陣痛は、やはり、噂に違わぬ超痛い体験でした。
鼻からスイカ、って、よく言うじゃない?
あれは全くの嘘だ、ということがわかった。全然違うよ!
わたしは 鼻からスイカをだすように、「生む瞬間が超痛い」
のだとずっと思ってたけど、間違ってた!!
「生み出すまでの道のり」 が超痛かったんだった!
逆に、生む瞬間は、気持ちよかったのでした。
結局私は陣痛促進剤を使ったので、自然におきる陣痛とはちょっと違うかもしれませんが、
陣痛は、痛い、というより、苦しい、でした。
陣痛というのは、自分の意志とは無関係に、しかも規則的にやってくる。
ずーーっと痛いわけじゃなくて、
痛いと痛くないがかわりばんこにくるのです。
陣痛がやってくる時間は10分間隔から5分3分、
1分間隔とだんだん間隔が短くなり、
1回の陣痛が続く時間は30秒、60秒、90秒とだんだん長ーく、強くなっていく。
その、逃れられない痛みの波に(ほんとに波って感じ)、
体と呼吸を合わせて乗らないといけないのです。
わざわざ。好んで。
逃げられない。
うまく乗れないと、ただ単なる激痛がするばかりで、無駄な時間。
うまく乗れると、赤ちゃんが、お腹の下にぐぐぐぐぐっと下がってくるのが分かる。
痛いっていうのが分かってるのに、
その痛みの波に向き合い、波に乗って、
なんとしてでも赤ちゃんを下げなければいけない。
なんちゅうか、自己鍛錬っぽい感じがしました。護摩行的な。
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p.m. 10時00分
いままでいた4人部屋から、陣痛が起きた人たちの待機部屋、
「陣痛室」に移動。
陣痛促進剤の点滴投与開始。12mlずつ20分に一度、量を増やします。
お腹には、赤ちゃんの心音と、私のお腹の張り具合を計る機械を装着。
子宮口の開きは1.5cm。
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p.m. 11時00分
陣痛は、7分に一度くらい。まだ余裕。
友達にメールしたりして気を紛らわすけど
隣の部屋、その隣の部屋の妊婦ちゃんたちが
壮絶な陣痛に苦しんで絶望的な声をあげている。正直怖い。
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p.m. 12時00分
祖母が見舞いに来るが私は陣痛室から出られないので、
夫と昼食を取ってもらうことに。夫は病院の食堂へ外出。
私はまだ余裕…と思っていたのだが、だんだん痛みが強くなる。
昼食を助産師さんが持ってくるが、食べる余裕が全くない。
食べないとあとで辛いよ、と言われるので、
必死で小さなおにぎり1つと、カレー味の豚肉炒めを少し食べる。
ほかのメニューは一切覚えておらず。
あんまり食べられないので助産師さんが、
甘くて冷たいアイスティを作ってきてくれる。すごくおいしい。
夫が帰ってくる。あまりの変貌ぶりにおろおろ。
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p.m. 1時00分
ベッドの背中を立てて、私はLの字型に座っている。
陣痛が来るたび、息を吸い、息を吐く、をワンセットでやる。
夫はその間、背中をさすってくれる。
ひたすら、息を吸い、吐くを痛みの波に乗せてやる。
ひっひっふー、じゃなくて、すぅーーー、はぁーーー。
夫は長いつきそいで疲れ果て、私を励ましつつ、椅子でうつらうつら寝はじめる。
かわいそうに、と思うけれど、無性に腹が立つ(笑)
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息のみで呼吸しないといけないのに、
痛すぎて、はぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーー(吐く)、すう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ーーー(吸う)と声が出てしまう。
声帯を使うと、せっかくの張りが下半身に伝わらない=赤ちゃんが降りないので
頑張って、息だけで呼吸するように言われる。…無理!
だけど、根性でなんとかなるべく声を出さないように頑張る。
夫は一緒に、呼吸法をやってくれて一緒に息をしてくれる。
これはかなりリードしてくれて励みになった。
…けれど、眠い夫は途中で缶コーヒーを飲んだらしい。
一緒にしてくれる呼吸法の吐息が缶コーヒーの匂いに。
いつもは大好きなコーヒーの匂いがものすごくクサイ!!!!!
でもクサイ、と、もう言えないのです、痛すぎて。
なので手を顔の前に持ってきて、仰いでクサイというジェスチャーをし、
しかめっつらをしてみた。夫は、あ、クサイ?と言って息を吐くのをやめてくれました。
夫婦で良かったと思った瞬間(笑)
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p.m. 2時00分
赤ちゃんを下ろすために、楽な姿勢はしちゃだめよ、と助産師さんからアドバイス。
ベッドにL字で腰掛ける姿勢はやめなさい、と言われたので、
まず、でっかいビーズクッションを頭からお腹に抱いて、うつぶせ&四つんばい。
ああ、ほんっっっっっとにゴメンナサイ。無理です、痛くて姿勢がキープできないです。
でも30分くらい頑張る。
意識が朦朧としてくる。夫に腰をさすられるのも嫌。
もうこの辺では陣痛は2分間隔。痛い時間は30秒くらい続いている。
今度は気分転換に、椅子に座りましょう、と言われる。
その椅子が、陣痛チェアと言われる写真のピンクの椅子。
Cの部分がお尻で、上の四角い部分に頭を乗せます。
http://www.onh.go.jp/sanka/osan.htmlこうやって乗る。
股関節を開いて、赤ちゃんを下に下ろすのが目的の椅子。
ありえないことにこの椅子、ロッキングチェアみたいになってて
安定感がないので踏ん張ろうにも踏ん張れない。
騙されたー!全然気分転換じゃないじゃん!
痛くてこらえていてもゆらゆら揺れてしまうのです、まさに拷問。
赤ちゃんに会いたいよ、会いたいよ、とぶつくさ言いながら頑張る。
実はこの時には陣痛促進剤強くなりすぎていて。
陣痛がない数十秒の間、うつらうつらと寝てしまっていて、私結構すごいなあ、と
ぼんやり思っていたのだけれど、今思い返せばほぼ意識がなかったのでした…
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p.m. 3時00分
もうこの椅子嫌だ〜、休憩したい〜、と言ってまたベッドにL字に座る。
看護師さんに
「長く痛くて赤ちゃんに会えないのと、
短くて激痛で早く赤ちゃんに会えるのとどっちがいい?
頑張って椅子に座るか、歩こう」と言われる。
がんばって椅子に乗り続ける。そしてトイレにも行く。
ちなみに点滴つながれっぱなしで左手が思うように動かせないのも、なにげに辛い。
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内診をするから、と夫が外に出される。
子宮口の開きは5cm。
赤ちゃんの足があばら骨の一番下に当たって猛烈に痛い。
「すごいじゃない!もう5cm開いたよ!だいぶお産が進んだね!!赤ちゃん降りてきてますよ!」とほめられる。
「何センチで終わりなんですか?」と聞くと
「10cm!」と言われた。
絶望、という二文字が頭をよぎる。もうあと半分か…
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と、ここで赤ちゃんの心音モニターを見ていた助産師さんが、別の助産師さんを呼ぶ。
赤ちゃんの心拍が低下しているらしい。
ここからもうあまり私、意識がありません。
気がついたら、酸素マスクが付けられていて、私の脈をお医者さんが測っていて、
夫が呼び戻されて隣にいた。
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陣痛促進剤が効き過ぎているので投与を辞めます、と言われる。
心拍数が戻らなかったら、帝王切開、というお医者さんの言葉が聞こえる。
夫に事情説明。
私は「もういいので、帝王切開にしてください」と繰り返す(笑)
だって、麻酔ができるんだもんーーーー。
助産師さんは「もうすぐママになるんだから!」といって私を励ます。
でもぶっちゃけ、ママになることとこれとは関係ない…
麻酔…したい…
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p.m. 4時00分
結局、1分間隔くらいで長い長い痛みが来るようになる。
いままでの痛みとは違って、子宮をぐるぐる混ぜられている感じ。
よく町内会とかでやる、ガラガラ抽選会のぐるぐる回すアレ、あるでしょう?
あれをお腹の中で回されている感じ。
そしてとってもウンチがしたいのです。
ウンチをきばって出したい気持ち。
ものすごい寒気でぶるぶる。吐きたいけど吐けなかった。
助産師さんが、分娩台に行こう、と言ってくれた。ベッドごと分娩室に。
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p.m. 4時30分
分娩室に移動。
ここには行って私はすっかり落ち着いてしまいました。
会話も普通にできるくらいに冷静に。
陣痛促進剤が落ち着いたからかも。
ほんとは、フリースタイル出産でいろんな形を試して
納得いく形で生みたかったのだけれど
いかんせん、酸素マスクで私がつながれていて、
しかもブドウ糖の点滴をしていたので、フリースタイルでは生めず、でした。
もう生まれるよーよかったね!と助産師さんに言われる。
あと2時間以内に会えますよ、と。
まじで。ここから2時間!?もう嫌なので、絶対に30分以内に出してやろうと固く決意。
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陣痛の波に乗って、深呼吸を2回。息を止めていきむ。
それを繰り返す。
もうここまできたら逃げられない。はやく出してあげたい。
おへそを見ながら力む力む。
赤ちゃんの頭が出てきたよ、と言われる。
鏡を使って、頭を見せてくれる。
わあ、髪の毛が生えてるよ!
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陣痛の波に乗って、深呼吸を2回。息を止めていきむ。
それを繰り返す。
「こんなに力むとうんちが出ちゃいます、ごめんなさい。」
と助産師さんに謝りながら力んだのだけれど、
そのうんちだと思ったものが、なんと、
出してよい、我が子でした。本気でびっくりしました。
「このウンチみたいのが赤ちゃんなんですか」と助産師に聞いて、「そう!そのウンチみたいのですよー」と普通に返されましたが、立ち会った夫には、若干ひかれていた気がする。
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赤ちゃんの心拍が弱まっていて心配なので、
会陰切開(おまたを切ることね)して、早く出してあげましょう、と言われる。
もうなんでもいいです。はやく会いたいです。
産婦人科医登場。
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p.m. 5時11分
最後のいきみ。
うーーん、といきむと、つるるるる、と何かが出る感覚。
にゅるり、と出ましたMy Baby。得も言われぬ快感。
私は感動で泣いてしまう。
夫はすごいを連発。
破水からは39時間、陣痛開始から11時間後のことでした。
わたしは安産でしたし、初産だったので陣痛開始から11時間は
ごくごく普通の長さの分娩、ということになるようです。
ほんとうに、すべてのものごとに感謝。
10月10日、40週お腹の中に、と言いますが
私は結局37週3日でのお産でした。
ずいぶん早かったから焦ったけれど無事に子供を抱けてほんとうによかった。
去年の終わりからずっと続いていた妊婦生活もこの日で終わり。
辛かったつわりも腰痛も、食生活の変化も、体型の変化も、
愛しい胎動も、全てこの日のためにありました。
そして全てこの日でおしまい。
あたらしい日々が、そのかわりに始まりました。
生んだらその痛みは忘れてしまう、といいますが
忘れることはないと思います。
けれども、この感動が待ってるなら、またできる気がする。
と、こんなに書いてもなお、思ってしまう私でした。