おばあさんがひとり、ワシントンDCの古い家で暮らしていました。
ある日天寿を全うする日がやってきて、おばあさんはその家で静かに息を引き取りました。
近所に住んでいたPatは、築97年にもなるその家を、購入することにしたのです。
Patはその古い家を取り壊し、新しい家を建てようと思っていました。
でも、いざ取り壊すことが決まったときに、Patの胸は痛みます。
おばあさんの思い出がつまったこの家を、簡単に壊してしまってよいものか…
Patは友達のBrendanに相談をしました。
「この家を使って、なにかしたいんだ」
これが、"BURN TO SHINE"というDVDシリーズがはじまるきっかけとなったできごと。
ここで登場する友達のBrendanこそ、Fugaziのドラマー、Brendan Cantyだったのです。
"BURN TO SHINE"。
直訳すると、「輝かせるために燃やす」ですが
一見なんの変哲もないように思えるこの短いタイトルにも、
深い思いがこめられているように思えませんか。
さて。
このBURN TO SHINEシリーズには以下6つの決まりごとがあります。
1.取り壊しの決まった家に、バンドを一日だけ集める
2.それぞれのバンドは1曲を2回だけ演奏する
3.多重録音は禁止
4.建物が崩壊するさまを撮影する
5.時系列順に編集、収録を行う
6.以上の決まりを守ること
このルールのもと、これまでにワシントン、シカゴ、ポートランド、シアトルで作品が収録されています。
(ルイヴィルでの撮影も行われているようですが、こちらはまだ未発売)
何の変哲も無い普通の部屋の中でライブが行われる、という特異なシチュエーション。
観客もいない中、たんたんと行われるごくプライベートな演奏。
演奏していた部屋が、最後には跡形もなく消え去ってしまうという悲哀。
更にはこのDVD、録音も、編集もミックスもオーサリングも、ジャケットデザインも全て
「家の中」で行われています。
スタジオは一切使わず、すべて家で行っている、ということです。
TortoiseやWilco、FugaziやPearl Jamなどビッグネームが登場するDVDということで
人気も高いこのシリーズですが、
ちょっとだけ見方を変えて、作品を見ていただけると
違ったものが見えてくるかもしれません。
こんなに素敵な情報があんまり出回っていない感じだったので
今日はめずらしく、ちゃんと本家Trixieのサイトを翻訳して紹介してみました。
気になった方、ぜひぜひ、商品ページの詳細もお読みくださいませ。
今日は、トータスの新作Tシャツも入荷しました。
こちら、まだ在庫がそろいませんが、ある分だけ早出しです。
あわせてどうぞー。


