6度目の9.11を迎えました。
今日はやはり、この作品を紹介しなければいけないでしょう。
▼ William Basinski / Disintegration Loop 1.1
政治的なあれやこれやに対して、演説をぶつつもりはありませんが、
今夜は、DVDを見ようと思います。
Disintegration とは、崩壊、分裂、分解などの意味。
崩壊するタワーの映像とリンクして鳴る
壮大なオーケスレーションが徐々に減衰していく美しいドローンのループを静かに聴いてみましょう。
映像の向こう側で鳴っていたはずの、悲しい音にも耳を傾けながら。
NY在住の映像/音楽作家、ウィリアム・バシンスキー。
『ディスインテグレーション・ループ1.1』は、2001年9月11日のワールドトレードセンターが崩壊した直後にブルックリンの自宅の屋根の上で撮影された映像が、大きな核となっています。
『日没に至る最後の1時間、ロウワー・マンハッタンのうねる煙を捉えた一台の固定キャメラの映像に、バシンスキーが2001年8 月にレコーディングした、減衰する牧歌的なテープ・ループを組み合わせたものである。ウィリアムズバーグ・ブルックリンの屋上からバシンスキ自身が撮影したこの映像は、彼と彼の隣人たちが、あの運命の日の終わりを、どのように目撃したのかに関する、アクチュアルなドキュメンタリーとなっている。それは、 2001年9月11日の残虐行為で亡くなった人々に捧げられた、悲劇的で美しいシネマ・ヴェリテ(=真実の映画)の哀歌である。9.11にワールドトレードセンターが崩壊した直後にブルックリンの自宅の屋根の上で、黒煙があがるのを静止したカメラで撮影した映像に、自身の音楽を付けた内容となっている。』
