野球話ばかりしていた感のある先週。みなさまいかがお過ごしでしたか。いよいよ夏本番といった感じに暑い毎日ですね。フジロック時期、ontonsonは一年で最もサイトのアクセスが少ないと言ってもいい感じです。今年もまたしかりでした。というわけで先週は入荷をお休みしてしまいましたが、今週はばっちり入荷ですよ。
あ、そうそう、ご好評をいただいておりますレコード型CDRですが、さっそく入荷分を売り切ってしまいました。が、お問い合わせが多いのでご要望にお応えして、グレー・イエロー・レッド・ブルー・パープルの5色ミックスCDR50枚セットとお手頃価格の10枚セットを緊急入荷!! 制作会社さんにもほぼ在庫が無いみたいなので、悩んでいらっしゃるお客様はお早めにご購入頂けるとよいのではと思います。よろしくお願いします。
今週は入荷作品ジャンルにかなり振れ幅がありますが、どれもこれもかなり粒ぞろいに素晴らしいです。て、毎週思うことなのだけれど。

▼William Basinski / El Camino Real
本作は、長らく紛失していたというテープループを用いて制作されたもの。何層にも重ねられたサウンドが壮大なオーケストラのようにも聞こえる美しいドローンサウンド。寄せては返す波のように、延々終わりの無いメビウスの輪のように、繰り返し繰り返しドラマチックにリピートされる、1曲50分にも及ぶ超大作。美しい。


▼Akira Kosemura / It's on everything、▼v.a. / Add to friends
豪ROOM40傘下に生まれたアヴァン・ポップ系レーベルSOMEONE GOODから2枚。良いレーベルになりそうな予感満載です。

▼Town And Country Tshirt
Town And Country & Tape Japan Tourの会場限定で販売されていたTシャツを独占入荷!デザインは2nd EPのジャケットも手がけたベンの奥様が担当。こちらも在庫がなくなり次第終了となります。

▼Test Pattern / Test Pattern
四人編成となったテストパターンのライヴCDRを分けて頂きました!先日惜しまれながら閉店することとなった、大阪新世界BRIDGEでの'07年5/19の演奏を収めたもの。傑作アルバム「朝を見た」からの名曲が、生演奏ならではの疾走感と熱気を伴って再現されています。ポストロックを継承し、消化してきたテストパターンから発せられる、真摯かつクールな音像にはしびれるばかり。低空飛行からグイと高いところまで引っ張って行く曲構成を堪能するにはやっぱりライヴが一番!ブラジル西川文章氏がライブエンジニアを担当しています。「朝を見た」のジャケットを手がけた折り紙アーティストCochaeが今回のデザインも担当しているのですが、これもまた心憎い作り!

▼Gellers / Gellers
サァイラッシャイ・イラッシャイ、世界一ノ面白イ見世物、サァイヨイヨハジマリ・ハジマリ〜♪となにやら珍妙な呼び声に導かれて幕を開けるのは、ナンセンスなポエジーと胸打つ絶叫が炸裂する、ローファイ・ガレージ・ハワイアン・サイケ・ストレンジ・ドリーミー・パンク・ポップ??日本が誇るポップ・マジシャン、トクマルシューゴ擁する東京のロック・バンド GELLERSの1stアルバム、再プレス盤がようやく到着です!5人のメンバー中3人がボーカルをとる変則的な編成、トラックごとに表情を変えるバラエティに富んだ内容ながら、ユーモラスで、けれど時折ついうっかりと涙腺を刺激されてしまったりする、"ゲラーズ的"としか呼びようのない独特のポップ感に貫かれているのは、練りに練られた上質な楽曲群と、メンバー全員が 10数年来の幼なじみという、ともに過ごした幾つもの季節のゆえでしょうか?フジロックフェスティバル07に出演し、見事喝采をさらったというのも頷ける、要注目のバンドの1枚。

▼Nobuki Nishiyama / Amen, Hallelujah, Peanut Butter
わたくしの古巣HEADZでFADER編集を担当するパーティガイ、西山伸基によるMix CDが満を持してinnersienceの新レーベルより登場!Pan sonicの電子ノイズ・トラックからShackletonの異端ダブステップ、Phon.oのブーツィー・ビーツからダンスホールを経由してエッジーなミニマルエレクトロニクスへ。と、こう書いただけでは一見バラバラとも思える選曲を、しかし見事なまでに繋ぎ合わせる構成力、更にはそれをライブ録音で実現する確かなテクニック。エレクトロニック・ミュージックとミニマリズムを軸にBPM125前後のテンポで展開しながらも、リズムの構造やヴォイス・サンプル、質感のメリハリにより四つ打ちにとらわれないリズムの多様性を浮かび上がらせ、飽きる事のない濃厚なグルーブの構築に成功しています。

▼September Collective / All the Birds Were Anarchists
地味めのミニマル好き垂涎の、いぶし銀作品が登場です。To Rococo Rot/Mapstationのステファン・シュナイダー。ドイツポップ・ミュージック界の才女バーバラ・モルゲンシュテルン。ポーランド出身のドラマーであり、エレクトロニック・アーティストでもあるポール・ヴェルクスという3人が強力タッグを組み、新バンドを始動!大部分が三人の即興に基づいているとのことですが、決してヒートアップすることなく、常に平穏を保ちながらひたすらミニマルに、あてどもなく続いていくセッションの連続は鳥肌もの。まったくもって派手さはありませんが、静謐かつメランコリックなメロディを十二分に堪能できることは保証いたしましょう。